「ツボ」は、ストレス解消に眠気撃退・集中力UPにやる気UPなど様々な効果が期待できる便利な健康法です。その中でも、一番手軽に実践できるのが「手」だと思います。

そこで今回は、手にあるツボの位置とそこを押した時に期待できる効果について紹介していこうと思います。手にある「ツボ」の位置と効果が、簡単に見られるように図解・イラストにまとめてみました。

手のひら☆ツボ効果一覧-図解(表)-

手のひら☆ツボ効果一覧-図解(表)◆画像

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ツボの「効果&位置」を解説!

ここからは、手のひらにあるツボの位置や効果について詳しく解説していきます。

①小商(しょうしょう)

小商(しょうしょう)の画像

位置:親指の側面、爪の付け根あたりにあります。

効果:呼吸器系の機能をが高まり、自己治癒力が上がり免疫力もアップします。そのため、風邪の予防に効果的です。呼吸が整うことで集中力UPなどの効果があります。また、呼吸器系の不全から来る肩こりを改善します。

風邪、集中力UP、肩こり改善、呼吸器機能UP、鼻出血、咽喉部の腫脹、扁桃腺、発熱、嘔吐、昏迷、脳卒中、熱中症。

②大腸(だいちょう)

大腸(だいちょう)の画像

位置:人差し指の第一関節、その関節の真ん中にあります。

効果:胃腸を強くすることで、胃や腸の状態を改善させ、病気を予防します。

胃腸強化、下痢、痔の改善、胃腸の病気を予防

③小腸(しょうちょう)

小腸(しょうちょう)の画像

位置:人差し指の第二関節、その関節の真ん中にあります。

効果:消化不良に効果があり、食欲が減退している時に有効です。

消化不良の改善、胸やけ、吐き気、胃痛、食欲不振を予防

④二間(じかん)

二間(じかん)の画像

位置:人差し指の付け根(関節の根元)側面、親指がある方向。

効果:消化器官の働きを高めます。消化力が上がると、体に余計な脂肪が取り込まれ難くなるため、ダイエット効果も期待できます。お腹の張りを改善させるため、ウエスト周りのシェイプアップ効果もあります。

消化器官の機能UP・お腹の張り、便秘改善、のどの痛み、歯痛、発熱を抑える、代謝UP、ダイエット効果、ウエストのシェイプアップ

⑤三間(さんかん)

三間(さんかん)の画像

位置:人差し指を折り曲げた時にできるシワの頂点周辺にあります。

効果:疲れ目や眼痛に効果が期待できます。咽喉が腫れを抑制し、喉の痛みを軽減させます。

疲れ目、眼痛の改善、喉の痛み、咽喉が腫れ、関節リウマチ、歯痛、ぎっくり腰、冷えからの下痢、神経痛、麻痺の緩和

⑥心穴(しんけつ)

心穴(しんけつ)の画像

位置:中指の第一関節、その真ん中周辺にあります。

効果:神経や心臓を正常化を促しストレスの解消(イライラ・もやもやを抑える)効果が期待できるとされ、心を癒します。肌荒れにも効果的☆

ストレス解消、イライラ・もやもや、頭痛軽減、心臓、神経、精神安定、じんましん、肌荒れ

⑦三焦(さんしょう)

三焦(さんしょう)の画像

位置:中指の第二関節、その真ん中周辺にあります。

効果:腎臓や泌尿器系に作用します。

腎臓・膀胱・泌尿器系

⑧肺穴(はいけつ)

肺穴(はいけつ)の画像

位置:薬指の第一関節、その真ん中周辺にあります。

効果:皮膚の新陳代謝を活発にする効果が期待できます。そのため、肌の血行が改善され、乾燥した肌に潤い(美肌効果)を与えます。

美肌効果、血行不良、じんましん・アレルギー性鼻炎・乾燥肌

⑨肝穴(かんけつ)

肝穴(かんけつ)の画像

位置:薬指の第二関節、その真ん中周辺にあります。

効果:ホルモンバランスを整えることで、乗り物酔いや二日酔いなどに効果があり、吐き気も抑えます。また、自律神経にも作用すると言われ、ストレス緩和の働きもあります。

無気力感、ホルモンバランスの流れ、しゃっくり、ストレス、酒酔い、吐き気、二日酔い、乗り物酔い

⑩少衛(しょうえい)

少衛(しょうえい)の画像

位置:小指の側面(薬指側)、爪の生え際あたりにあります。

効果:心機能や血流の正常化を促し、ストレスや肩こりにも効果的です。

肩こり、下半身のむくみ、動悸、神経性胃炎、不眠症、高血圧、血行不良、ストレス

⑪腎穴(じんけつ)

腎穴(じんけつ)の画像

位置:小指の第二関節、その真ん中周辺にあります。

効果:ホルモンの働きを活発にし、自律神経の働きを整えてくれます。また、ホルモンバランスを整えると、肌と髪に潤いを与えたり体のむくみを軽減する嬉しい効果があります。

ホルモンバランスを整える、ストレス、自律神経、無気力感、髪のダメージ、抜け毛、むくみ、美肌効果

⑫命門(めいもん)

命門(めいもん)の画像

位置:小指の第二関節、その真ん中周辺にあります。

効果:血行促進させることで、身体の冷えを改善させる効果があります。また、無気力感を軽減します。

血行促進、冷え性、肩こり、手足の冷え改善、下痢、腹痛、無気力感

⑬咳息点(せきそくてん)

咳息点(せきそくてん)の画像

位置:人差し指と中指の間、その付け根部分のあたりにあります。

効果:咳や息切れを和らげる効果があるとされています。

息切れ、咳、端息

⑭耳咽点(じいんてん)

耳咽点(じいんてん)の画像

位置:中指と薬指の間、その付け根部分のあたりにあります。

効果:頭・喉の痛みを軽減させる効果があります。

頭痛、のどの痛み・腫れ

⑮労宮(ろうきゅう)

労宮(ろうきゅう)の画像

位置:手のひらの真ん中(手を握った時、中指と薬指が触れる中間)にあります。

効果:身体をリラックスさせ、心身共に回復が期待できます。副交感神経や自律神経に作用するため、気持ちを落ち着かせ「イライラ・もやもや」といったストレスにも効果的です。また、集中力が上がる効果があります。

疲労回復、精神疲労、ストレス、副交感神経、自律神経、眠気緩和、イライラ、手の火照り、動機・息切れ、吐き気、胃腸の不調、上半身の血行改善、冷え性、首や肩のこり、筋肉疲労、集中力UP

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⑯少府(しょうふ)

少府(しょうふ)の画像

位置:手を握った時に、小指の先が当たる場所にあります。

効果:気分を鎮める効果が期待でき、興奮を抑制し顔の火照りを抑えます。また、かゆみを和らげる効果が期待できます。

興奮状態、動悸・息切れ、腱鞘炎、肘の痛み、顔の火照り、かゆみ

⑰後谿(こうけい)

後谿(こうけい)の画像

位置:手を握った時に、手のひら(小指側)にできるシワの先端周辺にあります。

効果:後頭部から肩に強く作用します。特に肩こりに効果的なことから、「肩こりのリモコンツボ」と言われています。筋をほぐす作用があることから寝違えなどにも効きます。

肩こり、五十肩、背中、目の疲れ、首筋、リウマチ、筋肉の緊張、後頭部の痛み、耳鳴り、寝違え、寝汗、精神疾患、メンタル、手の痙攣

⑱魚際(ぎょさい)

魚際(ぎょさい)の画像

位置:親指の付け根周辺、手のひらの端側面にあります。

効果:胃腸や肝臓の働きを改善させ、体内の水分不足を解消させます。そのため、乾燥肌に効果があり、肌に潤いを与えます。また、沈静効果があるため、感情が高まった時に効果的です。

疲れの軽減、歯痛、親指の痛み、肩こり、頭痛、腹痛、心臓の動悸、胃腸肝臓の働き、発熱時、腹痛、失音症、乳腺炎、乾燥肌、肌に潤い、乾燥が原因のシワ、イライラ、沈静、リラックス

⑲太淵(たいえん)

太淵(たいえん)の画像

位置:手首にある横ジワ(親指側)の凹み周辺にあります。

効果:呼吸器系全般に効果があり、せき・のどの痛みなどの症状を軽減します。また、鼻ずまりや花粉症の症状を和らげます。

風邪、咳、咳嗽、鼻水、喀血、呼吸器疾患、股間神経痛、結膜炎、胸痛、心臓病、眼疾患、のどの痛み、呼吸器系、鼻ずまり、花粉症

⑳大陸(だいりょう)

大陸(だいりょう)の画像

位置:手首にある横ジワの中央にあります。

効果:心臓から身体への血の巡りを正常化する効果が期待できます。そのため、動悸や息切れ・体のほてりを和らげます。

手や腕の痺れや痛み・動悸・息苦しさ・心部痛・体の火照り・習慣性の頭痛・胃痛・嘔吐・不安イライラ

☆神門(しんもん)

神門(しんもん)の画像

位置:手首にある横ジワ(小指側)上にある骨が凸凹している場所周辺にあります。

効果:神門は自律神経のバランスを整える効果が期待でき、心を回復・安定させ精神をリラックスさせます。

精神安定、心の回復、気力回復、疲労回復、ストレス、イライラ、倦怠感、発熱、頭痛、めまい、循環器系、動悸、息切れ、食欲不振、食べ過ぎ、心臓の働き、眼精疲労、便秘、リラックス、安眠、不眠改善、体の不調、自律神経、副交感神経、精神コントロール

最後に

「手のツボ」はいつでもどこでも手軽に使えると思います。

  • 「リラックスしたい時」
  • 「簡単に癒しが欲しい時」
  • 「仕事中や授業中の眠気撃退」
  • 「集中力・やる気を上げたい時」

良かったら身体の状態や状況に合わせて使ってみて下さいね。少しでも、お役に立てていたら嬉しいです。

最後まで、読んで下さってありがとうございました。

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